スプレッドシートの使い方

Googleスプレッドシート・PC版

「00127」が「127」になるのを防ぐには?

会員番号や商品コードを入力したときに先頭の0が消えるのは、数字として保存されているためです。入力前に[書式なしテキスト]を選ぶと、00127の5文字をそのまま残せます。すでに消えた場合の対処も説明します。

まず入力前の設定を見る ↓

入力する前に「書式なしテキスト」を設定する

今回はB列に5桁の会員番号を入力します。行番号は画面左端の1、2、3…、列は画面上部のA、B、C…で確認します。

完成する会員番号の表
セル会員保存する番号
B2会員A00127
B3会員B00730
B4会員C04516
B5会員D00083
  1. まだ番号を入力していないB2:B5を選びます。今後追加する行にも適用したいなら、上部の列見出しBを選択します。
  2. メニューで[表示形式]→[数字]→[書式なしテキスト]を選びます。必ず番号を入れる前に設定します。
  3. B2から順に 00127、00730、04516、00083 と入力し、Enterで確定します。
  4. 先頭の0を含めた5文字が表示されれば成功です。
実際の操作画面。[表示形式]の[数字]を開き、右の[書式なしテキスト]を選びます。

1件だけなら先頭に「'」を付けてもよい

'00127 と入力すると文字列として扱われ、セルでは 00127 と表示されます。ただし大量の番号を入力するときは、毎回付ける方法よりも、事前に列の書式を設定する方法が確実です。

すでに0が消えたら、元の桁数を確認する

B2が数値 127 になっている場合、後から[書式なしテキスト]にしても、消えた0は自動では戻りません。元の番号が必ず5桁だと分かっている場合だけ、別列で再構成できます。

C2に次の式を入力してください。

C2に入力する式(元のIDが5桁の場合)

=TEXT(B2,"00000")

自分の表では、どこを変える?

  1. B2:元の数値が入ったセル

    先頭0が消えた数値の場所を指定します。列記号と行番号を見て、自分の表のセルに変更します。

  2. "00000":元の番号は何桁?

    0が5個なら5桁です。必ず4桁なら0を4個にします。推測で決めないでください。

B2が127なら00127、B3が730なら =TEXT(B3,"00000") は00730になります。複数行にコピーするときは、C2右下の小さな四角を下へドラッグしてください。

数式を消して、結果の文字列を残すには

結果が元データと一致すると確認したら、TEXT関数の列をコピーし、書式なしテキストに設定した別の列に[編集]→[特殊貼り付け]→[値のみ貼り付け]します。元の数値列は照合が終わるまで削除しないでください。

「00127」に見えても、保存された値が違う

数値127を選択し、[表示形式]→[数字]→[カスタム数値形式]で 00000 を設定すると、見た目を00127にできます。しかしセルの値は数値127のままです。

左から、数値127・文字列00127・表示だけ00127の数値127・TEXTで変換した00127。画面は同じに見えても実体が違います。
先頭の0の扱いの違い
方法表示保存値IDに向く?
数値として入力127数値127いいえ
書式なしテキスト00127文字列00127はい
数値127に形式0000000127数値127見た目だけ
TEXT関数で5桁化00127計算結果は文字列00127元の桁数が既知なら可

文字列として保存できたかはISTEXTで確認する

練習シートではC2が文字列、D2が数値です。

C2は文字列なのでTRUEになる

=ISTEXT(C2)

=ISTEXT(D2) はFALSEです。D2は00127に見えても、保存値は数値127だからです。自分の表では括弧の中を、調べたいセル番地に変更します。

CSVやコピペで再び0が消える場合

元CSVには00127が残っている

CSVをテキストエディタで開いて確認します。残っていれば[ファイル]→[インポート]から読み込み、数値への自動変換を避ける設定を確かめてください。まず数件で試します。

元CSVにも127しかない

表示形式では正確に復元できません。出力元のシステムに正しいIDが残っているか確認します。

貼り付けると消える

貼り付け先を先に書式なしテキストにします。書式ごと上書きされる貼り付け方もあるため、最初に少数の番号で確かめます。

電話番号など桁数が一定ではない

一律5桁に揃えるTEXT関数は使わず、正しい元の文字列を再取得します。

今の状況なら、どの方法を選ぶ?

先頭の0を残す・戻す方法の選び方
今の状況対処
これからIDを入力する入力前に書式なしテキスト
1件だけ0を残したい'00127と入力
必ず5桁で、すでに0が消えた=TEXT(B2,"00000")で別列を作り、元記録と照合
数字を5桁に見せたいだけカスタム表示形式で00000
元の桁数が分からない推測せず原本を探す
コピーして試せる練習シート。「自分で試す」タブのB2に00127と入力すると、正解のIDと一致するか表示されます。

練習シートは自分のGoogleドライブにコピーして試せます。原本は変更されません。

関連:値のみ貼り付けの方法、重複したIDを色付けする方法。

参照:Google公式・数値の表示形式/TEXT関数